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可夢偉×SF14 筑波最速ラップ樹立を追う

国内トップフォーミュラのSF14が筑波サーキットで走る
しかも、ドライバーは小林可夢偉ーー
“荒唐無稽”にも思えるそんなチャレンジが、12月上旬に行われた
筑波に新たに打ち立てられた“伝説”。その一日を文章と動画で追う。



 筑波サーキットをスーパーフォーミュラが走り、とんでもないタイムが記録された。そんなニュースが、12月初旬のモータースポーツ界を駆け巡った。ここでは、その新たな“伝説”が生まれた一日を、文章、そしてTOYOTA GAZOO Racingから新たに公開された映像で追っていく。


 2015年12月6日、筑波サーキット。チューニングカーにとっては聖地とも言えるこのサーキットに、新たな歴史が刻まれた。

ーー44秒008

 1分を切れば相当な速さと言われる筑波で記録されたこのタイム。“異次元”の速さで筑波を駆け抜けたのは、F1を超えるコーナリングスピードを誇るとも言われるスーパーフォーミュラSF14。カーボンブラックのコクピットに収まったのは、今季からスーパーフォーミュラに活躍の舞台を移した小林可夢偉だった。

 レースでもなければ、公式セッションでもない。ましてや、シリーズ戦が開催されているサーキットですらない。それでも、SF14が筑波を走ったらどうなるのか、見てみたいーー。そんな共通の思いのもと実現した、オトナたちの“究極の遊び”。そこで披露されたのは、その品質の高さゆえ今や世界から注目を集めるSF14のポテンシャルと、可夢偉の圧倒的な技量だった。

 瞬く間に“伝説”と化した1周ーーその映像が、TOYOTA GAZOO Racingの公式サイトで早くも公開された。オンボードを含む車載映像とともに、速度、そしてドライブする可夢偉の心拍数まで表示。伝説の瞬間を、目で、音で、そしてデータで、ありとあらゆる角度から見ることができるようになった。→今すぐ動画をチェック!


 この挑戦の舞台となったのは、12月6日に筑波サーキットで行われたイベント、『スピード×サウンド トロフィー』(SST)。オートスポーツやレーシングオンをはじめ、オプションやレブスピードなど、モータースポーツ・クルマ関連雑誌が、「“速さ”と“音”をリアルに体感する。」とのキャッチコピーのもと、合同で開催した体感型イベントだ。


 全国のプロショップが仕上げたタイムアタックマシンや、往年のF1マシン、そしてD1マシンも登場するなか、カーボンブラックのSF14は、異質とも言える存在感を放っていた。


 従来“筑波最速”として語り継がれてきたタイムは、46秒935。これは、2001年に、脇阪寿一が雑誌の企画の中でフォーミュラ・ニッポン用のレイナード99Lを駆りマークしたものだ。今回の挑戦では、この記録を破ることは確実視されており、焦点はその先ーーつまり、どこまでタイムを縮めることができるのかというところにあった。

 迎えたSST当日。朝から晴天に恵まれた筑波サーキットに登場したSF14は、慣熟走行から有り余るほどのパフォーマンスを発揮することになる。午前8時55分にコースインを果たした可夢偉は、なんと走行2周目には46秒563をマークしてあっさりとレコード更新。その後、ピットストップも挟んで6周目には44秒540と驚異的な次元にタイムを突入させる。

 ここで記録されたデータによると、バックストレートでの速度は260km/h以上、最終コーナーも200km/h弱。いずれも驚異的なスピードと言えるが、当の可夢偉は「モナコの方が全然狭いですから」と涼しい顔。よもや43秒台も見える中で朝の走行を終えた。




 昼のセッティング走行を経て、迎えた最後のアタックは、15時10分より開始。ただし、SSTの各プログラムの走行の中で、コース上にオイルが出るなど路面コンディションは悪化しており、朝のタイムを更新するのも微妙な状況となっていた。

 しかし、可夢偉は魅せた。

 今季限りでスーパーフォーミュラへのタイヤ供給を終えるブリヂストンにとっての“最後の2セット”となるニュータイヤが投入される中、夕暮れ時の筑波にコースインした可夢偉は、2セット目の3周目で44秒082と午前のタイムを更新する。そして、さらに翌周もアタックを続行。最終コーナーのボトムスピードも200km/hに到達する渾身の走りで絞り出されたタイム。それが、44秒008だった。

 こうして打ち立てられた筑波の新たな歴史。そこから見える光景はどのような世界なのか。稀代のレーシングカーSF14はどのような動きを見せるのか。そして、「レースで予選を走る時のつもりで、タイヤの温め方もしっかりやりました。このコースでコンマ1秒を稼ぐのは本当に大変でしたけど、こういうタイムアタックをやるのに筑波サーキットは本当に楽しいコースですね」と振り返った可夢偉が、どれほどの負荷のもとで、どのようなドライビングを見せたのか。“伝説”をあらゆる角度から振り返り、歴史の証人となろう。








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http://gazooracing.com




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