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ASWEBの15年モータースポーツ流行語10選

2015.12.30

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 今年のモータースポーツシーンも新しいワードが数多く飛び交いましたが、その中から編集部内で特に流行ったワードを10に絞ってあげてみました。オートスポーツweb編集部が選んだ今年のモータースポーツシーンを表すワードで改めて2015年を振り返っていこう。

【第10位】「阿蘇山噴火」
「これ、ガチでやばいんじゃないですか?」、「どうしましょう!?」、「帰れるの?」……当時の編集部のLINEを今見返すと、そのあたふたぶりがよく分かる。スーパーフォーミュラ第5戦オートポリスが終わって、速報業務もほっとひと息ついた月曜朝に阿蘇山が噴火。上空に上がった噴煙の影響で飛行機が欠航し、オートスポーツweb編集部の出張部隊は熊本のホテルで缶詰状態になってしまったのだった……。ホテルを出る直前だったので、そこから4人の出張部隊はレンタカーの乗り捨てや飛行機の変更、先に熊本空港へ向かっていたレース関係者からの情報収集など、レース中さながらの緊張感と連携で熊本を脱出して一路、福岡空港へ。ひとまず2〜3時間遅れで羽田に着くことが出来たのでした。その感の緊張感はハンパなく、自然の恐ろしさを痛感した、今となってはメモリアルな1戦だったのでした。



【第9位】「エルマノス・ロドリゲス」
1992年以来、実に23年ぶりの復活を果たしたF1メキシコGP。その舞台となったのが、エルマノス・ロドリゲス・サーキットだ。母国ドライバーであるセルジオ・ペレスの活躍もあり、チケットも早くに完売。3日間の総入場者数はおよそ33万5000人(日本GPは16万5000人)と、人気低迷が叫ばれる近年のF1では異例の盛り上がりをみせた。サーキットのレイアウトも高速180度コーナーのペラルラーダは姿を消したが、代わりにホッケンハイムのスタジアムセクションを思わせるレイアウトに、周囲を囲む旧野球場のスタンドが壮大な雰囲気を演出。その中に設けられた表彰台は素晴らしい光景を生み出した。2200mという標高の高さも通常とは異なる走りをドライバーに要求するなど、来年以降も楽しみなグランプリとなりそうだ。



【第8位】「村上ショージ店長」
現地取材班が聞いたのは、忘れもしない、スーパーGT第7戦オートポリス戦だった。「九州、チャーシュー、皆の衆!」。村上ショージ店長によるオートバックスのCMがプレスルームで一日中流れるのを、オートスポーツweb出張組は3日間、しっかりと聞き続けたのだ。ガレージのメカニックの方も、作業中にずっと耳にしていたのではないだろうか? 「寒いですね」、「冬ですから」。村上ショージ店長のギャグを3日間聞き続け、ようやく解放されたと思いきや、最終戦のもてぎで再びこのCMに遭遇。私たちメディアは有無を言わさず、村上ショージ店長のギャグをまたしても3日間、聞き続けることになった。台詞が頭に自然にすり込まれてしまう、あまりに強烈な洗脳作用に、取材班はただただ、驚くばかり。流行語というより、2015年のオートスポーツwebCM大賞に選出した方が良かったかもしれない。一緒に流れていた、こにわさんの松岡修造のものまねも、感染力が絶大だった。




【第7位】「石浦宏明」
今年、スーパーフォーミュラはもちろん、スーパーGTでもZENT CERUMO RC Fの活躍で一躍、ブレイクした石浦宏明。「イシウラ」、「イシウラハヤイ」の言葉は、今年、編集部内で良く飛び交った。ちなみに、会見のコメントも上手な石浦選手、今年は「ビールではなくハイボール」、体重6kg減で「自重ウエイトハンデ」軽減、こだわりの「リーダーズレッド」などの言葉を編集部内でもよく耳にした。



【第6位】「ルノーにはやる気もなければ能力もない」
ルノーのパワーユニットに不満を募らせ、契約解消に動いたレッドブルでしたが、代わりに供給を打診したメルセデスとフェラーリには拒否され、ホンダもマクラーレンの拒否権によって四面楚歌状態に。これにボスであるディートリッヒ・マテシッツが激怒、ルノーの取り組みそのものを否定するような言葉を並べ彼らを酷評した。だが結局は、タグ・ホイヤーのブランド名で来年もルノーのパワーユニットを使用することになったわけで……。撤退までちらつかせたのに、この結果はなんとも情けないとしか言いようがなく、4年連続ダブルチャンピオンという輝かしい栄光もファンの記憶からは急速に失われつつあるのではないだろうか?



【第5位】「サイズゼロ」
この一年、マクラーレン・ホンダを苦しめた熱害による信頼性の問題はこの“サイズゼロ”に由来するものだった。「今まで存在しなかったテクノロジー」とロン・デニスが胸を張った極端にタイトなリヤ形状の哲学だが、結局チームは最後までものにすることができず、そのためフェルナンド・アロンソとジェンソン・バトンが何度もトラブルに襲われる姿をファンは目にすることとなった。ホンダは来年もこのコンセプトを継続する意向だが、その理由は「構造を変えれば空力面に大きく影響するから」というもの。これは、もはや後戻りできない状況ともとれなくはなく……。新生マクラーレン・ホンダへの期待が大きかった分、どうしてもマイナスな考えから抜け出せない、そう感じている方も多いのでは?



【第4位】「SUGO大渋滞」
この言葉だけであのピットレーンのシーンが思い出される方は、かなりのモータースポーツ玄人。「あのシーン」とは、スーパーGT第6戦のSUGOのレース中に起きた、セーフティカー中のピットレーンでのアクシデントのこと。セーフティカー中にピットレーンが青信号になったところで、ほぼ全車一斉ピットイン。給油とタイヤ交換を終えたマシンが一斉にピットレーン出口に向かったところで、ピットレーン出口前で斜め止めしたクルマがバックしたとこで、、スペースがなくなり大渋滞に。その後、ピットレーン出口が赤信号に替わり、出口で渋滞にはまった車両は全車周回遅れに。「こんなことがあっていいのか〜!」というテレビの実況のとおり、GTA関係者も激怒するというアクシデントだったが、一応、レギュレーションに乗っ取ってのこと。その後、最終的なリザルトが何度も改訂され、レース中のペナルティが8つ出るという荒れた事態に。オートスポーツweb編集部的には、翌日の帰京の際に夏休み終盤の土日ということで、通常4時間強の移動時間が6時間オーバーに。オートスポーツweb的にも、最後まで大渋滞な出張となってしまった……。




【第3位】「FFレイアウト」
この言葉が流行したのは、もちろん、ニッサンのLMP1マシン、GT-R LM NISMOのレイアウトが衝撃的だったからだ。2015年序盤にマシンが登場して以来、GT-R LM NISMOはモータースポーツ界の話題の中心になったが、WECの開幕戦から欠場し、ル・マン24時間もトラブル続きでチェッカーを受けたものの未完走。その後は活動休止状態になり、結局2016年は参戦見送り。FFレイアウトの是非はともかく、この言葉は2015年を象徴する言葉のひとつであることは、多くの方が納得して頂けるのではないか。



【第2位】良くも悪くもフェルスタッペン
17歳でのF1デビューで開幕前は何かと物議を醸した2世ドライバーのマックス・フェルスタッペン。古くからF1を見続けているファンなら“ヨス・ザ・ボス”の愛称で親しまれたヨス・フェルスタッペンを思い出す方も多かったかもしれないが、今となっては誰もがマックスのポテンシャルに心奪われているのではないだろうか?(ヨスには失礼ですが…)。モナコでロマン・グロージャンに追突した際も先輩ドライバーにブレーキテストの疑いをかけ、他からの批判にも一切動じることなく対処。一方、ひとたびマシンに乗れば果敢な走りで豪快なオーバーテイクを決める、しかも相手側を誰かのように押し出すのではなく、きちんと一車身残すクリーンさを残す。それでいて普段は人懐っこい笑顔を見せたりと人々を魅了する要素を持ち合わせている。彼がレッドブルを離脱できるのは2017年以降のようだが、水面下では早くもフェルスタッペンの獲得合戦が繰り広げられていてもおかしくはないだろう。オランダでヨス当時の熱烈なF1ファンが戻りつつあるとも聞く。



【第1位】デプロイ
正式には「デプロイメント」。この言葉が公に広く知れ渡ったのは8月のベルギーGPだったが、当時はいきなり登場した言葉にも関わらずあまりにも普通に使われたため、最初は編集部でもさほど話題にならなかったくらい。しかし、それから事あるごとに多用されるようになり、すぐにその意味を巡って議論が巻き起こった(一般的にはIT用語としても使用されるため)。そんな内輪的な話はさておき、今ではデプロイ=ホンダというイメージがつくほどこの一年、ホンダが苦しんだ問題がデプロイメントだった。ERS(MGU-K、MGU-H)エネルギーの適切な割り振りが十分に行えないことで、ライバルに対してパワー不足に陥ったMP4-30がほとんど抵抗できずにオーバーテイクされるシーンを我々は今年何度となく目にすることとなったわけだが、これもサイズゼロによる弊害の一部と言える。熱害を防ぐためにERSの出力を抑える必要があったからだ。サイズゼロを維持しつつ、デプロイを改善することは非常に難しいことと容易に想像できるが、来年、必ずやホンダがこの問題を解決してくれると願わずにはいられない。



●惜しくもトップ10入りを逃したワードをご紹介
・戦略的交換
・ポルシェ19号車
・ピレリの内圧チェック
・マザーシャシー
・フォルクスワーゲン
・バンドーン
・離婚は避けたい
・僕としたことが…申し訳ございません(ピエール北川氏 in SF SUGO)
・2日間フォーマット
・ライコネン後任
・遅い理由が分からない

(オートスポーツweb)


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