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英誌「2015年トップ10ドライバー」有望株も上位に

2015.12.31

 英AUTOSPORTが「2015年トップ50ドライバー」を発表した。これは毎年恒例の企画で、さまざまなカテゴリーから、その年にいいパフォーマンスを発揮したドライバーを50人選び、順位をつけるというもの。

 2002年から行っているこの年末企画のランキングは、リザルトのみを考慮して決められるわけではなく、各カテゴリー担当記者が結果には表れない部分を含むさまざまな要素を考えあわせて評価、議論を戦わせて順位を決めていくと、英AUTOSPORTは説明している。

 今年選ばれた50人はどんなメンバーでどんな順番なのか。50位から11位までは第1弾としてこちらで発表した(英誌トップ50ドライバーに一貴、アロンソ&バトンがランクイン)。
 ここでは第2弾としてトップ10を、英AUTOSPORTの短評と共に紹介する。それでは10位から1位までをカウントダウン!


10.マックス・フェルスタッペン
F1ランキング12位

 F1史上最年少ドライバーとして今年17歳でデビューしたフェルスタッペン。今年トロロッソで10回入賞、ランキング12位。学習が早く、アグレッシブなバトルをするが判断ミスはほとんどない。シーズンが進むにつれて自信と評価を高めていった。通常はルーキーが波に乗るのには時間がかかるものだが、フェルスタッペンのドライビングはトロロッソチームを最初から興奮させるようなものだったとチームプリンシパルのフランツ・トストも述べている。

9.パスカル・ウェーレイン
DTMチャンピオン

 2013年からDTMに参戦、今年メルセデスでタイトルを獲得した。優勝は2回だが、予選でも決勝でも非常に安定した結果を出した。18戦中15回と圧倒的な入賞率でポイントを重ねた。
 ウェーレインは2014年からメルセデスF1チームのリザーブドライバーも兼任している。

8.ニック・タンディ
ル・マン24時間優勝、プチ・ル・マン優勝

 2年連続、ポルシェからル・マン24時間レースに出場、今年はLMP1のレギュラードライバー勢を抑えて優勝を果たした。また、アメリカのロード・アトランタで開催されるプチ・ル・マンではGTカーでプロトタイプを破って優勝している(この時のレースは雨のため、本来10時間のレースが8時間に短縮された)。WECの5戦にはLMP2クラスにKCMGから出場。今年出場したすべてのレースでいい仕事をした。

7.バルテリ・ボッタス
F1ランキング5位

 ウイリアムズでのこの2年で、今後が期待される若手F1ドライバーの筆頭としてのポジションを確立。ウイリアムズのパフォーマンスは昨年よりも低下したが、それでもボッタスは安定していい走りを披露、2回の表彰台を含む11回のトップ5フィニッシュを成し遂げ、最後までフェラーリのキミ・ライコネンとランキング4位を争った。

6.ダニエル・リカルド
F1ランキング8位

 2014年にレッドブル・レーシングに加入し、3勝を挙げたリカルドは、今年タイトル争いに絡むものと予想されていたが、マシンパフォーマンス低下のため、それはかなわなかった。しかしリカルドは不屈の精神で戦い続け、ほぼ一貫して素晴らしい走りを披露し続けた。優れたマシンに乗っていれば、間違いなくタイトル争いに加わることができたはずだ。


5.ストフェル・バンドーン
GP2チャンピオン

 バンドーンは今年、彼をサポートするマクラーレンから、タイトル獲得はもちろんのこと、それ以上のものを求められていた。マクラーレンのレーシングディレクター、エリック・ブーリエは、彼が圧倒的強さでシリーズを制しタイトルを獲得しなければ、F1昇格のチャンスは与えられないと述べていた。

 バンドーンは過去のGP2で例を見ないほどの圧勝でその要求に応えてみせた。シーズン残り4戦の段階でタイトルを確定、最終的に今季7勝を挙げ、キャリア11勝という、GP2シリーズにおける最多勝利数を達成した。今季獲得点数は2位のアレクサンダー・ロッシの2倍近くに達する。

 今年のバンドーンには弱点は見られなかった。予選でも決勝でも誰より強く、タイヤマネジメントも素晴らしく、ミスもなかった。

 マクラーレンの要求に応えて結果を出したバンドーンだが、来季のF1レースシートは確保できず、マクラーレンのリザーブドライバーを務めることが決定している。その傍らでスーパーフォーミュラに参戦する可能性もあると考えられている。

4.ニコ・ロズベルグ
F1ランキング2位

 シーズンの大半でチームメイトのルイス・ハミルトンには遠くおよばない“2番目”扱いされてきたが、終盤に形勢を逆転した。彼自身がとてつもない努力をした結果である。

 ハミルトンを凌ぐパフォーマンスを発揮し始めたころには、すでにタイトルには手が届かない状況であり、終盤の6連続ポールポジションと3連勝は彼のプライドを守ることにしか役立たなかったかもしれない。それでも見事な仕事をしたのは確かであり、ハミルトンに対して「甘くみるな」という警告を発することにも成功したはずだ。


3.セバスチャン・オジェ
WRCチャンピオン

 8勝を挙げて3度目のタイトルを獲得した。しかしオジェは満足してはいなかったかもしれない。今年、彼はタイトル獲得だけを目指していたのではない。自身のアイドル、アイルトン・セナのように、ミスなく完璧なシーズンを送ることが目標だったのだ。だからこそ、スペインの最終ステージでクラッシュした後、彼は失望し腹を立てていた。

 規則により最初の2日はポイントリーダーが最初にスタートし路面の掃除役を務めなければならず、オジェは苦労したが、そのハンデを克服してタイトルをつかんだ。彼を支えるエンジニアは、オジェは「決意が固く、プロフェッショナルで、正確なドライバー。集中力の高さは信じられないほど」と語る。「サービスパークで私ほど楽をさせてもらっている者はいないだろう。彼のフィードバックは信じられる。どうすればクルマが速くなるか、彼はよく分かっているんだ」

2.セバチャン・ベッテル
F1ランキング3位

 フェラーリに移籍した最初のシーズン、ベッテルはたくさんの見せ場を作ったが、中でもシンガポールが一番のハイライトといっていいだろう。今季3勝のうちのひとつをここで挙げたのはもちろんだが、Q3で走ったポールポジションラップは本当に見事だった。2位のダニエル・リカルドより約0.5秒速く、チームメイトのキミ・ライコネンより約0.8秒速かった。あのラップはフェラーリチームをはじめ、見ていたすべての人間に鮮烈な印象を残した。

1.ルイス・ハミルトン
F1チャンピオン

 3度目のタイトルを獲得、史上最も偉大なドライバーのレベルに近づいている。彼が成功を収めているのはいいクルマに乗っているからだと言う人間もいる。確かに彼はこの2年、最も優れたマシンに乗っていた。だがマシンはチャンスを提供するだけであり、最終的に成功へと導くのはドライバーの力だ。

 ハミルトンは常に恐ろしく速く、成熟度も増してきている。以前より整然としたアプローチができるようになり、それにより圧倒的な強さを発揮している。今年の3分の2は手がつけられないほど強く、最初の12戦中11戦でポールポジションを取った。
 以前と異なり精神的にも強くなり、モナコでチームの判断ミスにより勝利を落とした後にも、失望を引きずることなく気持ちを立て直し、次のレースで勝ってみせた。

 30歳の若さで43勝を挙げ、タイトルを3回獲得。今後まだまだ素晴らしい結果を出し続けるだろう。


 英AUTOSPORTが選んだ「2015年トップ50ドライバー」は以下のとおり。

1.ルイス・ハミルトン
F1チャンピオン

2.セバチャン・ベッテル
F1ランキング3位

3.セバスチャン・オジェ
WRCチャンピオン

4.ニコ・ロズベルグ
F1ランキング2位

5.ストフェル・バンドーン
GP2チャンピオン

6.ダニエル・リカルド
F1ランキング8位

7.バルテリ・ボッタス
F1ランキング5位

8.ニック・タンディ
ル・マン24時間優勝、プチ・ル・マン優勝

9.パスカル・ウェーレイン
DTMチャンピオン

10.マックス・フェルスタッペン
F1ランキング12位

11.オリバー・ローランド
フォーミュラ・ルノー3.5チャンピオン

12.スコット・ディクソン
インディカーチャンピオン、デイトナ24時間優勝

13.フェルナンド・アロンソ
F1ランキング17位

14.ジャンマリア・ブルーニ
WECランキング2位

15.グラハム・レイホール
インディカーランキング4位

16.セバスチャン・ブエミ
フォーミュラEランキング2位、WECランキング5位

17.ファン-パブロ・モントーヤ
インディアナポリス500優勝、インディカーランキング2位

18.ロマン・グロージャン
F1ランキング11位

19.アンドレ・ロッテラー
WECランキング2位、スーパーフォーミュラランキング3位

20.ジェイミー・グリーン
DTMランキング2位

21.ルーカス・ディ・グラッシ
フォーミュラEランキング3位、WECランキング4位

22.ニール・ジャニ
WECランキング3位

23.ケビン・ハービック
NASCARスプリントカップランキング2位

24.ティモ・ベルンハルト
WECチャンピオン

25.ニコ・ヒュルケンベルグ
ル・マン24時間優勝、F1ランキング10位

26.ジョーイ・ロガーノ
NASCARスプリントカップランキング6位

27.セルジオ・ペレス
F1ランキング9位

28.中嶋一貴
スーパーフォーミュラランキング2位、WECランキング7位

29.ネルソン・ピケJr.
フォーミュラEチャンピオン

30.フェリペ・マッサ
F1ランキング6位

31.ジョセフ・ニューガーデン
インディカーランキング7位

32.ニッキー・キャッツバーグ
スパ24時間優勝

33.ホセ・マリア・ロペス
WTCCチャンピオン

34.ローレンス・バンスール
ブランパンGTおよびスプリントシリーズ3位、ブランパン耐久シリーズ6位、ニュルブルクリンク24時間優勝

35.ジェンソン・バトン
F1ランキング16位

36.クリス・ミーク
WRCランキング5位

37.アレクサンダー・ロッシ
GP2ランキング2位

38.フェリックス・ローゼンクビスト
F3ヨーロッパチャンピオン、マカオGPウイナー

39.カルロス・サインツJr.
F1ランキング15位

40.ヤリ-マティ・ラトバラ
WRCランキング2位

42.マシュー・バクシビエール
フォーミュラ・ルノー3.5ランキング2位

43.ゴードン・シェドン
BTCCチャンピオン

44.マーク・ウエーバー
WECチャンピオン

45.ニッキー・シーム
アウディ、アストン、ポルシェでさまざまなカテゴリーにおいて活躍

46.ジェイソン・プラト ×ジェイソン・プレイト
BTCCランキング2位

47.サム・バード
WEC LMP2チャンピオン、フォーミュラEランキング5位

48.ダニール・クビアト
F1ランキング7位

49.エステバン・オコン
GP3チャンピオン

50.ブレンドン・ハートレー
WECチャンピオン

(オートスポーツweb )


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