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秋葉原に開店のシミュレーター『D.D.R』を体験

2013.12.17

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 東京・秋葉原に11月、レーシングシミュレーターショップ『D.D.R AKIBA1号店』がオープンした。首都圏近郊では4件目となる本格シミュレーターを、オートスポーツweb編集部員ヒラノが体験してきた。

 F1チームはもちろん、近年減り続ける走行時間を補う存在として世界中のメーカー、チーム、プロドライバーの間でポピュラーになっているレーシングシミュレーター。日本でも少しずつシミュレーターを体験できるショップが増えており、実際のレースを戦うプロドライバーやより高みを目指すジェントルマンドライバー、ステップアップを目指す若手など、幅広く活用されている。

●さまざまな人に、モータースポーツの魅力を
 そんな中、JR秋葉原駅から徒歩5分という好立地にオープンしたのが、D.D.R AKIBA1号店。秋葉原駅の電気街口から、携帯ショップや萌えキャラの看板を横目に歩き、中央通りをわたってすぐのロックビルの中にあり、エレベーターを上りドアを開けると、瀧井厚志社長、美しいご婦人、そしてこのD.D.R AKIBA1号店のドライビングアドバイザーを務める千代勝正が迎えてくれた。ちなみに、千代は不定期にお店にいるとのことなので、会いたい方は事前に御確認を。

 この『D.D.R』とは、「誰でもレーサー」のアルファベットから取った店名。プロからまったくの素人まで、誰もがレーシングドライバーになれるのがレーシングシミュレーター。実際にレーシングカーを何らかの形で手に入れ走らせようとしたら、多くの資金が必要だ。ただ、シミュレーターなら事故の心配もなく、誰もが速さを鍛え上げ、モータースポーツの魅力と難しさを感じることができる。

「モータースポーツ界の底辺人口が減ってきているのを感じていて、なんとかしなければ、と考えたのがきっかけです。底辺人口が増えれば、レベルも上がる」と語るのは、D.D.R瀧井社長。かつては全日本カートで戦い、現在国内外で活躍するトップドライバーとしのぎを削った実績をもつ。

「シミュレーターショップをオープンするにあたって、いろんな方に経験してもらうことが大事だと思うんです。なので、最初にボトムだろうと思う金額を設定してしまいましたし、秋葉原以外は考えていませんでした。モータースポーツをいろいろな人に知ってもらいたいんです」


●画面は現在3タイプ。FREX製筐体でリアルな挙動
 店内には、タレントの南明奈さんからの開店祝いの花束が飾られた清潔感あふれる待合室があり、所狭しと3台のシミュレーターが並ぶ。D.D.R AKIBA1号店のシミュレーターソフトはrFactorを使用。世界中のコースとレーシングカーを選択できる。

 特徴的なのは筐体で、日本製のFREXというメーカーのものを使用。シートは可動式で、路面の振動やGによりアクチュエーターが動き、ドライバーにダイレクトに振動を伝えるタイプ。千代によればペダルの感覚は非常に実車に近く、シフトは車種によりHパターン、シーケンシャル、パドルと選択可能だ。

 また、ユニークなのはスクリーン。3台のシミュレーター画面は、まだ研究中とのことでいずれもタイプが違う。ひとつはよく見かける3面のモニターを並べたタイプ。色がいちばんキレイに出るが、平面だけに画面感がある。もうひとつは、曲面のスクリーンに後方からプロジェクターで投影するタイプ。これはかなりリアル感が出ている。

 さらに、「集中力が高まり、フォーミュラをやる人にはかなりオススメ」と千代が語るのが、ドーム型のスクリーンに投影するタイプ。視界はかなり現実に近いとのことだ。

●料金は超リーズナブル!
 非常に特徴的なD.D.R AKIBA1号店だが、立地の良さからやはり気軽に寄りたいところで、そのあたりも充分に考えられている。まず魅力的なのが料金だ。10分間で1000円はかなりリーズナブル。ついつい「もう1本!」と言ってしまいそうなほどだ。

 もちろん、シミュレーターをドライブする時はレーシンググローブとレーシングシューズが必要だが、D.D.R AKIBA1号店ではスパルコ製グローブとシューズがレンタルで使用できるので安心。急にスケジュールが空いた時にもいいかもしれない。

 ただし、他のレーシングシミュレーター同様、“ゲームセンター感覚”で訪問するのは禁物。この日、D.D.R AKIBA1号店には自分含め3組の来客がいた。ひとりはシミュレーター自体がまったく初めてのお客様。千代が親切に説明していくが、「F1も乗れるんですか?」と聞き、いきなりF1に乗ってみたが、やはりコースアウトを繰り返していく。千代も丁寧に教えていくが、やはりF1はハードルが高い。10分間の走行時間を使いながら、なかなかコースに留まることができなかった。


●SFテストに向け、走り込みに活用
 もうひとりの来客は、スラリとした精悍な若者。初対面だったが、この顔は見たことがある。実は12月18日〜19日に開催される全日本選手権スーパーフォーミュラのルーキーテストにNAKAJIMA RACINGから参加する、陣川雄大だ。

 陣川はフォーミュラチャレンジ・ジャパンを経て、昨年はインドのMRFチャレンジに参戦。ランキング6位を獲得し、18日にはいよいよ日本最高峰のフォーミュラをドライブする。その練習のために、このD.D.R AKIBAでSF13のシミュレーターでみっちり走り込みに来たという訳だ。

 千円札を大量に両替し、10分間のセッションを何度もこなしていった陣川。少しずつペースを上げていくが、少しずつコースアウトやスピンが増えてきた。コーナーごとに限界を探っているのがよく分かる。もちろん実車と違う部分はあるが、実車でこれをやったらいくらかかるか分からない。

 陣川はかなり走り込んだ後、富士へ向かっていった。「実車は首がキツそうですね……」と話していたが、実際のSF13との差をぜひテスト後に聞いてみたいものだ。

●自分も挑戦してみました
 という訳で、自分もD.D.R AKIBAでシミュレーターを体験させてもらった。シミュレーターは3回目だが、可動式のシートは初。手始めにミニ・ワンメイクレース用車両でトコトコ富士を走らせてもらおうと思ったが、そこはしっかりとレーシングカーの感触。しばらく走ったらあっという間にじっとり汗をかいてしまった。

 ただ、後ろで見ていた千代は「ヒラノさんはふだん映像を良く見ているだけあって、コースも分かっていますし、どこでブレーキを踏めばいいかも分かりますからね。実際コースを走ったことがないにしてはいいと思います」と評価してくれた。

 そこでしばらく取材した後、調子に乗ってもう一度挑戦させてもらった。今度はバリバリのレーシングカーであるGT3マシンだ。コースは富士で、電子デバイスは“テンコ盛り”にしてもらったが、他の条件は一緒。果たしてプロにどれほど迫れるだろうか……?

 結果から言えば、10分間で結局コースアウトなしに1周をまとめきることができず、ベストは1分48秒。千代の8秒落ちだった。う〜ん……。まとめきれれば46秒くらいはいけた気はするが、まあ大勢に影響はないだろう……(泣)。


●データロガーで、自分の走りを分析
 GT3マシンで走り終わった後グッタリしていると、千代が「ヒラノさん、データロガーを見ませんか?」と声をかけてくれた。他のシミュレーターや実車同様、ロガーで自分の走りを振り返ることができるのだ。よく取材時に、ロガーをエンジニアと見ているドライバーの姿を知っているが、その気分で千代とロガーを見てみた。

 ロガーを見て千代のデータと比較してみると、千代と同じ波形が出ていてちょっとだけ嬉しくなったが、“8秒”の差はどこに出ているだろう? すると、千代がいろいろ説明してくれた。

「まず、1コーナーのブレーキ踏力が一定ではなくて、姿勢が安定していないです。それと、コカコーラのステアリングの切り出しが遅いです。100Rも奥まで突っ込みすぎていて、立ち上がりが遅くなっています」

 たしかに。コカコーラは感覚がよく分からず、100Rもどこでブレーキを踏めばいいかが分からなかった。もう少し手前ということか。

「ヘアピン、ダンロップのブレーキングはいいと思います。ただ、13コーナーに向けて全開にできていないです。それから最終コーナーも突っ込みすぎで、ストレートへの加速が遅くなってしまっています」

 これは非常に参考になるアドバイス。再チャレンジの必要アリだ。

●モータースポーツの魅力を、たくさんの人に
 D.D.R AKIBAでは今後、モータースポーツの裾野拡大を目指し、ハーバーサーキットやクイック羽生、サーキット634、J-BLOODなど首都圏周辺のレーシングカートコースと“リアルとバーチャルを融合”させる『VR1 GP』という新しい取り組みを行うという。チャンピオンシップを組み、カートとシミュレーターのレーシングカーで争うという訳だ。こちらも今後詳細が決まっていくとのことで、楽しみなところ。

 モータースポーツの魅力、迫力、難しさを気軽に体験できるD.D.R AKIBA。詳細はホームページ(http://ddr.jp.net)でチェックすることができる。もちろん本格的な走り込みにもぜひ活用したいところだ。

(オートスポーツweb)


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