最新ニュース

詳報:琢磨、ロングビーチ戦でインディ初制覇

2013.04.22

photo

©INDYCAR

フォトギャラリー


photo

©LAT

フォトギャラリー


photo

©LAT

フォトギャラリー


photo

©INDYCAR

フォトギャラリー


photo

©LAT

フォトギャラリー


他の写真も表示 全5枚最初の1枚

 21日、カリフォルニア州ロングビーチで開催されたIZODインディカー・シリーズ第3戦ロングビーチで、予選4番手からスタートした佐藤琢磨(AJフォイト)が中盤からトップに立つと安定した速さをみせ、日本人初となるインディカー・シリーズ優勝を飾った。

 予選で4番手を獲得し、2列目アウト側グリッドからスタートした琢磨は、スタート直後、予選3番手のウィル・パワー(ペンスキー)をパス。すぐさま3番手にポジションを上げると、23周目、ある意味で琢磨にとっては“天敵”だった予選2番手スタートのライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)をパスし、2番手に浮上した。琢磨はハードコンパウンドのブラックタイヤ、琢磨より上位グリッドからスタートした3人はソフトコンパウンドのレッドタイヤを装着していたが、琢磨は不利と考えられていたハードでソフト勢2人、しかも、ロングビーチの優勝候補2人をパスしたのだ。

 28周目に1回目のピットストップを行なった琢磨は、クルーたちの素早く、確実な作業によってポジションをキープ。そしてその次の周、ポールポジションからトップを守り続けていたダリオ・フランキッティ(チップ・ガナッシ)がピットでタイムロス。トップの座は琢磨のもとに転がり込む。


 一端トップに立つと、琢磨は危なげない走りを続け、それは次第に自信に満ちたものへと変わっていった。リスタートでも落ち着き払って完璧な加速をみせ、トップを守り続けた。ハードタイヤでスタートした琢磨は、セカンドスティント以降はソフトタイヤで押し通す作戦だったが、それが今回の勝利に大きく貢献した。

 ペースの上がらないフランキッティは、レースが終盤に入ってからグラハム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン)、ジャスティン・ウィルソン(デイル・コイン)にパスされ後退。レイホールは琢磨と同じ順番でタイヤを使い、最終スティントに2番手に浮上。キャリア2勝目に向け、琢磨にプレッシャーをかけ始めた。しかし、琢磨は冷静にレイホールとの間隔を保ち、燃費もセーブして走り続けた。レイホールは琢磨より先にタイヤを消耗させ、燃費も厳しかったために2位フィニッシュを受け入れることに。待ちに待った琢磨の初優勝がロングビーチで記録された。インディカー・シリーズに参戦を始めて4シーズン目、キャリア52戦目の初優勝だ。

 最終ラップにはトニー・カナーン(KVレーシング)とオリオール・セルビア(パンサーDRR)のクラッシュがあり、ゴールはフルコースコーション下となった。3位でフィニッシュしたのは25番手スタートのウイルソンだ。ブラックでスタートしたウイルソンは最初のフルコースコーションでレッドにスイッチ。以降、彼はレッドで押し通す作戦に出て大成功となった。リヤウイングのトラブルで予選を走れず、新品のレッドを2セット持っていたことを見事に利用した作戦だった。ホンダはこの結果表彰台を独占。その上、フランキッティが4位でゴール。ホンダの今季初勝利は1-2-3-4フィニッシュとなった。


 1990年にヒロ松下がアメリカントップオープンホイールシリーズへの参戦を始めたのが、ここロングビーチだった。あれから24年目にして、ついに日本人ドライバーによるインディカー初勝利は実現した。琢磨にとっては、2001年のF3マカオGP以来の勝利となった。また今日、ホンダエンジンは琢磨とともに2013年シーズンの最初の優勝を遂げた。さらに、AJフォイト・レーシングは、2002年のカンザス・スピードウェイにおけるアイルトン・ダーレによる優勝以来の勝利を記録した。

「チェッカーを受けた時は最高の気分でした。しかし、勝てる時って何もかもが完璧にいくものなんですね。簡単にすら感じたほどでした。今日はチームが最高の仕事をしてくれました。ピットストップも素晴らしかったし、作戦も完璧でした」と喜色満面で琢磨は語った。

「ホンダエンジンもパワーがあって、マシンをプッシュして走り続けることを楽しむことさえできていました。開幕2レースではピットでトラブルがありましたが、今日は2回ともパーフェクト。クルー全員が素晴らしい仕事をしてくれてました。だから自分もミスを冒さないよう、集中力を保って自分の仕事をやり遂げようと考えて走っていました」

 琢磨はこの勝利によって、ポイントを93点まで伸ばし、ランキング首位のエリオ・カストロネベス(ペンスキー)に続く2位に浮上している。

(Report by Masahiko Amano / Amano e Associati)


海外フォーミュラフォト

海外フォーミュラ一覧を見る

©INDYCAR

©LAT

©LAT

©LAT

©LAT

©LAT


©LAT

©LAT

©LAT

©LAT

©LAT

©LAT


海外フォーミュラニュース

 
 

フォトランキング

ニュース総合ランキング一覧

WRCツール・ド・コルスに幕。2010年のWRCフランス戦はアルザス地方で開催(1)

SGT公式テスト:MOTUL GT-Rが2日目午前の首位に(2)

ホンダ「来季も“サイズゼロ”のコンセプトで行く」(1)

鈴鹿モータースポーツファン感謝デー2015

USCCオースティン:01号車が優勝。OAKリジェは2位(2)





ページの先頭へ