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金丸悠ヨーロッパ悠々レーシングライフ第6回Part1

2015.12.31

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 2014年のF3マカオGP。F1を目指す世界中の若手が集まるこの激戦のレースで、キラリと光る存在感を示した日本人ドライバーがいた。金丸悠、現在21歳。日本の四輪界ではあまりその名を知られていなかったドライバーだが、F1ドライバーを目指し13歳で単身渡欧。2011年、17歳の時にカートの世界選手権で日本人初優勝を成し遂げた金丸は、今もなおヨーロッパに拠点を置きながら、F1への階段を一歩ずつのぼり続けている。

 このコラムでは、そんな金丸が単身ヨーロッパで戦うドライバーとしての苦労やこぼれ話などを、自分自身の言葉でお届け。第6回では、ふたつのシリーズ最終戦やFR3.5のテスト、オフの過ごし方やDTMの裏事情をお話しします。

* * * * *

 みなさんこんにちは。前回、年内のご挨拶も添えてこのコラムを終えたのですが、オートスポーツweb編集部の方から、「年内に原稿をもう1本!」とリクエストを頂き、2015年、再度登場させて頂くことになりました。今回はヨーロッパシーズン後半戦の残り3戦分をお届けします。すこーし長めになっているのでお時間のある時やお正月休みの間でもじっくり読んでもらえると嬉しいです。

【1】Euroformula Open (EFO)第7戦 モンツァ(10月2-4日)
 今回は木曜から走行があるので水曜のうちにサーキットに入った。いつも通りの打ち合わせとトラックウォークに行き、この日の予定は終了。夜はホテル近くの日本食レストランへ、悪くなかった。

 2週連続のレース、先週はワールドシリーズ・バイ・ルノー(WSR)で今週はEFO。先週はフランス(ル・マン)で今週はイタリア。ここしばらくバタバタしていたので、時々、自分が今どの国にいるのかわからなくなってしまうときがある。レストランなどでも店員にスペイン語でグラシアスと言ってしまったり(イタリアにいるから正解はグラッツェ)、レストランが20時を過ぎないとやっていないと勝手に思いこんでいたり(スペインの多くのレストランではディナータイムは20時以降しかしない)。

 木曜、金曜と2日間にわたって練習走行。フォーミュラ・ルノー3.5(FR3.5※2016年からは『フォーミュラ3.5 V8』となる)に乗ったあとにF3に乗るとすべてが遅く感じ、いつもよりマシンをコントロールできるような気がする。実際に調子も悪くなく今までで一番乗れている気がした。ドライビング的には良くなっているのかもしれないが、マシンの限界以上の部分で走ってしまっているところもあるため注意しなければならない。

 土曜日、予選はギリギリながらもポールポジション(PP)を獲得。久しぶりに取れて嬉しかった。だが決勝ではスタートで3位に落ち結果は2位。FR3.5のスタートに体が慣れてしまっていたためかなりF3のスタートが難しく感じた。FR3.5ではハンドクラッチでスタートをするのに対し、F3ではすべて両足を使ってやらなければいけないため、翌日に向けてなんとか修正したいと思った。

 日曜日は雨。今回、チームによってロッドが古いニュータイヤとロッドが新しいニュータイヤがそれぞれ支給されたらしく、その差が結果を大きく左右した予選となってしまった。チームもドライバーもどれがどれというのは把握することができず対処のしようがなかったと思う。決勝レースは8位スタートの5位。スタートは前日ほど悪くはなかったものの、改良すべき点はあった。次のレースはFR3.5だから少しは気が楽だが、それでもまだスタートに自信を持てない点で不安が残った。

 月曜日にバルセロナへ戻る。夜はサッカーのハイライトや日本のバラエティー番組を観て過ごした。日本の番組はインターネットでよく観たりしている。ちなみによく観る番組は「しゃべくり007」や「今夜くらべてみました」など。日本に戻っているときはテレビを見ることはあまりないのにヨーロッパにいるとなぜか見たくなってしまう。やっぱり日本が好きなのかな。来週末までレースがないので束の間の息抜き。

番外編・レースのないオフの週末

 10月10日土曜日、久しぶりのフットサル。朝から4時間ほど汗を流した。体も鈍っていていいプレーができずイライラしてしまった。活躍できなかった日は一日中気が晴れない。

 筋肉痛も残っていたが昨日の雪辱を晴らすべく日曜日もまたフットサルへ。昨日よりはまだマシな結果だった。筋肉痛が体のどこかに感じる時はできるだけ鶏肉を摂取するよう心がけている。鶏肉は高タンパク低カロリーで筋肉を成長させるにはもってこいの食材。ちなみに自炊するときの得意メニューは“チキンのトマト煮”。夜はバルセロナのサッカーの試合があったので友人と近くのバルへ行き試合観戦。


【2】WSR最終戦ヘレス(10月16-18)
 ヘレスに入る直前の火曜日、PONS Racing(ポンズレーシング)へ行きシミュレーターで特訓。だんだんとこのシミュレーターにも慣れて、シミュレーター開発者が出したタイムのコンマ3秒落ちくらいまで近づくことができた。ちなみに開発者の名前はハビと言ってサッカーが大好きな。サッカーゲームのFIFAの大会に出るほどのゲーマーでもあり、ゲームではなく本物のフットサルもアマチュアチームでやっているらしい。夜はいつもの日本食屋へ。このいきつけのお店の名前は「遊」、字は違うが自分と同じ名前に運命も感じたり(笑)。お気に入りメニューはから揚げ定食だが、今回はかつ丼でゲン担ぎ。

 木曜日、昼過ぎにヘレスへ移動。今回は国内の移動だったのでかなり楽だった。

 金曜日の練習走行では2本ともトップ10に入った。上手くいけばトップ5は狙える位置まではきた。ヘレスは自分が参戦した3戦の中で一番知っているサーキットでもあり、どこまでやれるのかかなり楽しみだった。だが翌日はあいにくの雨の予報。FR3.5ではまだレインタイヤでウェットコンディションを走ったことがないのが一番の不安要素だった。

 土曜日、雨がぱらつく難しい予選。タイムをまとめあげられず11位、悔しい。決勝はかなりの豪雨でセーフティカースタートとなった。序盤のペースはよく7位を走行していたものの、後半タイヤの磨耗が激しく後続を抑えるのでいっぱいいっぱい。終盤でアンチストールシステムが入ってしまい、その間に3台に抜かれて結果10位、それでも一応ポイントは獲得した。

 日曜日の予選もウェットからドライに変わる難しいコンディションに苦戦し12番手。決勝では雨がぱらつきながらも全車ドライタイヤでスタート。スタートで前のマシンの接触に引っかかりいくつかポジションをダウン、11位とポイントを逃す形で最終戦を終えた。チームにはいいリザルトをプレゼントしたかったが、それができずかなり悔しい気持ちでいっぱいだった。

 10月19日月曜日、水曜から2日間FR3.5のテストがあるためバルセロナへは戻らずサーキットの近くのホテルに残っている。月曜と火曜は軽く打ち合わせなどする程度でゆっくりと過ごした。

 水曜のテストでは1本目からフィーリングもよく初日の午前はトップタイムで終えた。午後はいろいろなセットを試したもののいまひとつ。その中にはマノーのF1ドライバー、ロベルト・メリが好んだセットもあったが僕の乗り方には合わなかった。
 2日間のテストも無事終了しバルセロナへ。ヘレスの飛行場までは割と近く車で15分のところにあったためチームのトラッキー(トラック運転手)に送ってもらった。彼はスペイン語しか喋れないのでお互いカタコトのスペイン語とカタコトの英語を織り交ぜながら会話をしてすごした。

【3】EFO最終戦バルセロナ(10月30日-11月1日)はPart2へ

(Yu Kanamaru/Yoko Makino)


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