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ロボレースの草案が固まるも、AIバトルに残る疑問

2016.01.26

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©Formula E

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 フォーミュラEのサポートシリーズとして導入が進められている自動運転レース「ロボレース」の最初のレース案が来月にもまとまることが分かった。

 ロボレースは、ドライバーがマシンに乗り込まず無人のレーシングカーのみで争われるシリーズで、各チームはコンピューターアルゴリズムとAIを独自開発して参戦。全10チームがそれぞれ2台ずつをエントリーし、コースもフォーミュラEと同じ舞台が採用されるほか、順位は周回数ではなく時間(60分間)で争われる。

 フォーミュラEのCEOであるアレハンドロ・アガグは、詳細なレースフォーマットがまもなく確定することを英国オートスポーツに明かした。

「ロボレースの詳細については2月か3月にはお見せできると思う。まずはクルマのデザイン、それからレースの詳細、どれくらいの距離で行うのか、そういったところだね」
「希望としてはプロトタイプを10〜12ヶ月以内で準備したいね」

 当初の発表では、2016/17シーズンのどこかのタイミングでデビューさせる予定だったが、プロトタイプの製作が2016年末までかかるとなると、最初のレース開催の予定も遅れることが考えられる。


 アガグはロボレースについて、このようなテクノロジーを促すことはフォーミュラEにとって重要なことだと考えている。レース自体が無人になるのではなく、チャンピオンシップにおいて自主的なテクノロジーの本質を表すものだと主張する。

「おそらく、クルマ自身がグリッドに向かっていくことになる。その他の要素でも彼ら自身で行う可能性が出てくるだろう。でもそれはメインの要素ではないよ」

 こうして、史上初めてドライバーがマシンに乗り込まない状態でのレースに向けて動き始めているが、英国オートスポーツのフォーミュラE担当リポーターであるスコット・ミッチェルは、「ロボレース」に対して大きな疑問がいくつかあるとしている。

 フォーミュラEは従来通りのシングルシーターがベースとなっているが、ロボレースの場合は無人のためドライバーシートは必要なく、その分マシンのデザインにも自由度が増すことになる。これは、このシリーズのマーケットをどのように活性化させていくかでフォーマットが決まってくるのではないかという。小さなツーリングカーのようなものになるのか、それともリモートコントロールで操るものになるのか、まだまだ不明瞭な点が多い。アガグはこうした状況の中で「幾つかのデザインがある。とてもクールに見える」とコメントしている。

 また、無人のマシンにどんな走りをさせるのかについても疑問点がある。理論上では適切なラインとスピードで走れるためラップタイムは大きく向上することになり、そこにドラマチック的な要素も生まれない。
 しかし、もし20台のクルマが適切なラインをとれなかったら、もし1コーナーに各車がなだれ込んだ際に混乱が起きたらどうするのか。まだまだ多くの疑問点が残るロボレースではあるが、その一つ目の答えについては、近いうちに明らかになりそうだ。

(Translation:Tomohiro Yoshita/オートスポーツweb )


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