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インディ合同テスト、ホンダとシボレーの差は?

2016.02.28

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 26、27日にフェニックス・インターナショナル・レースウェイでインディカー・シリーズのプロモートテストが開催。二日間で4つのセッションが行われ、エリオ・カストロネべス(チーム・ペンスキー)が非公式ながらレコードタイムを記録しトップでテストを終えた。

 4月にシリーズ第2戦が行われるフェニックス・インターナショナル・レースウェイ(全長1マイル)で2日間の合同テストが開催された。昨シーズンまではアラバマ州の常設ロードコース、バーバー・モータースポーツ・パークでの合同テストが行われていたが、低温で厳しく、レースウイークエンドと大幅にかけ離れたコンディション下での走行となっていた。そこで今年は、一年中温暖なフェニックスで、久々のレース開催に合わせ、シーズン開幕前テストが行われることとなった。

 今回のテストでの最速タイムは、2日目の夕方5時から始まった最終セッション(3時間)の序盤にエリオ・カストロネベス(チーム・ペンスキー)が記録した19秒2735だった。これは1996年に樹立されたコース・レコード(アリ・ルイエンダイク/19秒608)を非公式ながら破るものだ。

 正午から3時間、夕方5時から3時間と、テストは両日とも走行セッションが2回ずつ用意されていた。日中のセッションは暑いコンディション下 で、夕方から夜にかけてのセッションは気温や路面温度がジリジリと下降していく中でのものだった。コース表面のタイヤ・ラバーは、走り込みが重ねられるほどに乗り、グリップが高くなる。4つのセッションは走行条件が異なっていたということだ。ラップタイムを単純に比較しても各エントラントの本当の実力を把握することは難しい。走行初日に予選用セッティングで満足にいったチームの中には、走行2日目には決勝用セッティングに タイヤを温存しているところもあったぐらいだから、4セッションのタイムを全部一緒にして比べることは、あまり意味はない。

 そこで、4セッションのトップ5を並べてみる。

・セッション1 
1 エリオ・カストロネベス(チーム・ペンスキー/シボレー)
2 ウィル・パワー(チーム・ペンスキー/シボレー)
3 ジョセフ・ニューガーデン(エド・カーペンター・レーシング/シボレー)
4 ファン・パブロ・モントーヤ(チーム・ペンスキー/シボレー)
5 グラハム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング/
ホンダ)

・セッション2
1 マルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・オートスポート/ホンダ)
2 スコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング/シボレー)
3 エド・カーペンター(エド・カーペンター・レーシング/シボレー)
4 ジェイムズ・ヒンチクリフ(シュミット・ピーターソン・モータースポーツ
/ホンダ)
5 ジョセフ・ニューガーデン(エド・カーペンター・レーシング/シボレー)

・セッション3
1 サイモン・ペジナウ(チーム・ペンスキー/シボレー)
2 ジョセフ・ニューガーデン(エド・カーペンター・レーシング/シボレー)
3 エド・カーペンター(エド・カーペンター・レーシング/シボレー)
4 トニー・カナーン(チップ・ガナッシ・レーシング/シボレー)
5 ウィル・パワー(チーム・ペンスキー/シボレー)

・セッション4
1 エリオ・カストロネベス(チーム・ペンスキー/シボレー)
2 マルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・オートスポート/ホンダ)
3 ライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート/ホンダ)
4 佐藤琢磨(AJ・フォイト・レーシング/ホンダ)
5 カルロス・ムニョス(アンドレッティ・オートスポート/ホンダ)

 3回トップ5入りしたのはニューガーデンただひとり。2回がカストロネベス、パワー、アンドレッティ、カーペンターの4人だった。ここで指摘して おくべきは、チーム・ペンスキーの4人とエド・カーペンター・レーシングのふたりは2週間ほど前にフェニックスで一度テストを行っていた点。彼らは少なからぬアドバンテージを持ってテストに臨んでいたのだ。


 今回、2016年用マシンでフェニックスを走るのが初めてだったアンドレッティは、高く評価されるべきパフォーマンスを見せていたということだ。

 トップ5入りを使用エアロキットとエンジンで見ていくと、シボレーが13回で、ホンダは7回だった。エントリー台数はシボレーが11台で、ホンダは10台。強豪ユーザーチームの数で優るシボレーが、数字だけを見れば有利と映るだろう。しかし、マシンのパフォーマンスで比較をした場合、今シーズンの両陣営は昨年ほどの差のない、かなり実力の拮抗し状況にあるように映っていた。 

 ただし、シボレー軍団には心配がある。テスト2日目にカストロネベスとパワーのエンジンが次々にトラブルに見舞われたのだ。ホンダ勢のエンジン にトラブルは発生しなかった。

「予選用のセッティングを施したマシンは本当に速かった。僕らはそこから決勝用セッティングをどうするべきか考え、高いパフォーマンスをほぼそのまま予選用セッティングに移行させることに成功した」とのコメントを残し、カストロネベスは最速ドライバーとしてサーキットを去っていったが、エンジンに関する不安を完全に忘れることはできないだろう。

 ホンダ勢ではアンドレッティの活躍が目立った。F1グランプリで昨年まで走っていたアレクサンダー・ロッシをチームの4台目に載せることと決めた彼らは、今回のテストにはロッシを除く3人での参加となっていたが、得意のオーバルでアンドレッティが自信に溢れた走りを見せ、ハンター-レイとムニョスも優勝争いのできる実力を見せていた。昨シーズンはエアロキット装着のマシンを思うようにセッティングできず、シーズン序盤におおいに苦労をしていたが、今年のアンドレッティ・オートスポートは開幕からアグレッシブにトップ争いを繰り広げていくことができそうだ。

 佐藤琢磨(AJフォイト・レーシング)は、最終セッションで4番手にランクされた19秒4998がこのテストでの自己ベストとなった。セッ ションが進む毎にタイムを縮めていったことは、琢磨と彼のチームが新しいエアロをまとったマシンに対して一歩ずつ理解を深め、セッティングを着々 と向上させていったという意味。今後のデータ解析でマシンをさらに良くして、4月の決勝では大暴れを見せてもらいたい。

(Report by Masahiko Amano / Amano e Associati)


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