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最速の大祐「僕がいきなり速くなったわけじゃない」

2016.03.16

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 今年も激戦が予想される2016シーズンのスーパーフォーミュラ。その勢力図を占う意味でも重要な第1回公式合同テストはホンダ勢の中嶋大祐がトップタイムを記録した。

 2014年にダラーラ製のシャシーに変わって以降、春の鈴鹿のテストは常にトヨタ勢がトップタイムを記録してきたが、今年はホンダエンジンのマシンがトップを奪う形となった。
 ナカジマ・レーシングは昨年もリザルトだけを見ると表彰台もなく、苦戦が続いているように見えがちで、今回のトップタイムに驚く声もあった。しかし大祐は、昨年からの積み重ねが、今回結果として現れたのだという。

「昨年から64号車に携わるスタッフが今のメンバーになって、後半から手応えはありました。速いクルマを作るために何をしなければいけないのかというのがチームの中に浸透してきて、冬の間にみんなで頑張ったことが今回のテストに反映されたと思います」
「だから見た目は同じですが中身はまったく違うものになっています。僕がいきなり速くなってしまったわけではないですし、エンジニアだけでなくメカニックも頑張ってくれました。みんなで頑張ったことが今回結果につながったというのは重要なことだと思います。本当にチームスポーツだなと改めて感じました」

 昨年は上位に顔を出すきっかけがなかったというが、今のきっかけになったというのが第4戦のもてぎ。シーズン最上位となる5位を獲得。その時、彼自身のコメントや表情からも、かなり手応えを得た様子だった。その後の終盤戦は不運が続きポイント獲得とはならなかったが、マシンのベースとなるものが出来上がっていったという。

 鈴鹿ファン感謝デーでのテストラン後のコメントでも「昨年の後半から良くなったと思ったのは、基礎に忠実にやってきたことの成果が徐々に現れていったことが大きな要因です。だから今年タイヤが変わったとしても、基礎がしっかりしていれば良い流れは継続できるのではないのかなと思っています」と、公式合同テストを前に密かに自信をみせていた。それが2日目の走りにきちんと成果として現れたのだ。


 だが、開幕戦に向けては慎重な考えをもっており、「このテストでよかったからと言って、そう簡単に上手くいくとは思っていません。コンディションも変わるし、絶対ライバルたちも良くなってくると思います。ただ、高いところで戦える力があることが分かったのは、良かったです」と語った。

 大祐の活躍が目立った一方で、ホンダのエースとして今回も注目されていた山本尚貴(TEAM 無限)は苦戦。午前中にS字でスピンしクラッシュ。マシンの損傷もひどかったようで、メカニックが懸命に修復を行い、午後のセッションはコースに復帰したが満足な状態で周回を重ねる事ができず17番手に留まった。
 鈴鹿を得意とし、テストでも常に上位にいた山本だっただけに、全開アタックが見られなかったのは少し残念なところ。次回の岡山テストと開幕戦の鈴鹿で、本来のパフォーマンスに戻った状態の走りに注目が集まる。

 なお、初日に西ストレートで小暮卓史(DRAGO CORSE)に追突し、マシンが宙を舞う大クラッシュを喫した塚越広大(REAL RACING)は、マシンの損傷がひどいことに加え、ドクターストップがかかったために2日目は不参加。一方の小暮は破損したリヤセクションを修復し、総合9番手のタイムを記録している。

(Tomohiro Yoshita)


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