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【インタビュー】デンプシー、次作ドラマはF1王者?

2015.10.15

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 先日行われた、FIA世界耐久選手権(WEC)第6戦富士6時間レース。残り約20分というところで、77号車ポルシェ911RSRがピットインし、パトリック・デンプシーがマシンに乗り込んだ。デンプシーは今季、WECのLM-GTEアマクラスにフル参戦するドライバー。そして、「グレイズ・アナトミー」での活躍などで人気を集める、ハリウッド俳優でもある。

 デンプシーがステアリングを握り、コースに戻った77号車はトップを快走。そのまま残りの20分を走りきり、クラストップでチェッカーを受けた。デンプシーにとってはWECでの初優勝。いやWECのみならず、彼のレース人生にとっての初優勝でもあった。

「とにかくミスを犯さないことだけを考えて走った。パトリック(ロング)は無線で逐次アドバイスをくれた」

 当時の心境を、デンプシーはレース後の公式コメントでそう語っている。そのデンプシーに、WEC富士の予選終了後、話を訊くことができた。

レースの魅力

「子どもの頃からレースが好きだったんだ」

 そう語るデンプシーは、今年49歳。本格的にレースを始めたのは2004年だというが、彼曰く「レーシングスクールに通って、レースに出るようになったことで、このスポーツに深く魅了されることになったんだ」という。

 しかし、なぜ彼は俳優という輝ける舞台に立ちつつも、レースに魅了されたのだろうか? デンプシーは言う。

「良いリズムで走ることができた時、それは本当に素晴らしい感覚なんだ。それが、このスポーツの最もチャレンジングな所でもあると思う」




 アマチュアレースを始めたデンプシーは、自らのレーシングチーム“デンプシー・レーシング”を旗揚げし、ロレックス・スポーツカー・シリーズ(グランダム)に参戦。2009年にはル・マン24時間レースにも参戦を果たす。そして2012年にはALMS(アメリカン・ル・マン・シリーズ)に参戦し、LMP2マシンを走らせた。

 ただ、当時は資金面で非常に苦労したという。その模様は、ドキュメンタリー番組にもなり、資金調達とドライビングスキルに悩むデンプシーの姿を映し出していた。

「このスポーツは、とてもお金がかかるからね。いつも大変だよ。まぁそれはどのチームも同じだけどね。常に資金を調達するために努力しているし、スタッフに支払う給料も準備しなければならない。それはもう、大変なプレッシャーだよ」

 昨年からデンプシーはポルシェのサポートを受け、今季はプロトン・レーシングの一員としてWECに参戦している。ゼロではないとはいえ、経済的側面が多分に解消された今、デンプシーは「ポルシェとのパートナーシップを築けて、今はとても楽しいよ」と、肩の荷が降りたことを明かしてくれた。

俳優業とレーシングドライバーの近似値

 タレントとレーシングドライバーを掛け持った人物は、これまでに何人か存在する。ポール・ニューマンやスティーブ・マックイーンが有名だし、日本では近藤真彦氏(現Kondo Racing監督)が代表格だ。レースとタレント業……何か共通点はあるのだろうか?

「共通点は多いと思うよ」とデンプシー。「例えばサーキットでは、自分の走りをデータやビデオを見て分析するだろ? それと同じで、役者をやるときも、常に自分自身をしっかりと保っておくことが重要なんだ。その点が、もっとも似ているだろうね」

 出来上がった作品を見直して、自らの演技を確認し、次に活かす……確かにその行為は、テレメトリーを見直し、ドライビングスタイルをアジャストするのによく似ているのかもしれない。




デンプシー出演新作ドラマ。舞台はF1?

 デンプシーは今季のル・マン24時間レースで、ル・マンでの自信最高位となる2位表彰台に登壇した。その時に見た光景を「本当に感動した。表彰台からの景色は、実に美しかったんだ。ぜひまた見たいね。本当はもっと高い所(1位)からの景色を見たいけどね」と表現した。そして今回の富士で、遂に念願の表彰台の中央に立つことができた。土曜日のインタビューの際にも、「とても好きなコースだ。ハイスピードな直線とコーナー、そしてテクニカルなコーナーもあって、とてもリズムの良いコースだと思う」と、富士スピードウェイについて好印象を語っていたデンプシー。そして勝利を収めたことで、「今後、富士スピードウェイは最も好きなサーキットになるはずだ」とレース後の公式コメントで語った。

 ところで、デンプシーには、新しいテレビドラマに挑戦する話が舞い込んできているという。そこで彼が演じるのは、“レーシングドライバー”。しかも、1961年にアメリカ人として初のF1チャンピオンになった、フィル・ヒルであるという。

「フィル・ヒルの物語を、テレビドラマにする話があるんだ。来週(WEC富士の翌週)にミーティングがあって、それを通過すれば、実際にやれることになると思う。ドラマの詳細な内容も、その時に貰う予定なんだ。僕は今、レーシングドライバーもやっているし、もし実際に演じることができたら完璧だよね。まだどこの局でやるのかは聞いていないけど、アメリカのケーブルテレビの連続ドラマになる予定。日本でも観られるかって? たぶん、『YES』だね」

 レースファンにとっては、レーシングドライバーを題材としたドラマが見られるかもしれない……それだけで心が躍ってしまうところ。しかしさらに、それを演じるのも現役のレーシングドライバーだというところが、さらに期待感を増幅させる。さて、いったいどんなドラマになるのだろうか? 完成を待ちたい。

(オートスポーツweb)


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