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ダカールラリーに出場する池町選手が来訪

2009.12.02

アルゼンチンのラリーチーム、バラッテロが開発したスーパープロダクション仕様(T1クラス)のスバル・フォレスターで、自身初の“南米ダカール”出場を決めた池町佳生選手が、編集部を訪問してくれました。池町選手は(08年の中止を挟んで)2大会3年ぶりにダカールに挑戦します。


まず、どのような経緯でお話が決まったんですか?

──ボクは今季アライ・モータースポーツでコーディネーターの仕事をさせてもらっているんですが、春にその仕事でアルゼンチンに行った際に、ラリー会場と、今回お世話になるバラッテロのファクトリーを2往復したんです。その時はオフレコでラリーレイド用にフォレスターを開発しているという話を聞き、それで、一応自分の過去実績などを伝えて「何か手伝えることがあったら言ってくれ」という形で言い残して来たのですが、その後メールでやり取りしていくなかで、先方から正式オファーがあって、これからチームが新たな車両を開発していくという面白みと、フルスペック車両ということでボクも前向きに検討して、交渉がまとまりました。

アルゼンチンのチームということですが、率直な感想を聞かせて下さい。

──いままで日本人ドライバーは、三菱自動車さんを筆頭に、日本メーカー主導のプロジェクトとして参加されるケースが多かったと思いますが、ひとりのドライバーとして、評価してもらってプロジェクトに参加できたということは素直にうれしいと思います。チームの母体であるバラッテロはインプレッサのグループN車などの製作で実績のあるチーム。チリ&アルゼンチンのディストリビューターである南米スバルが音頭をとって車両開発を始めたようです。スポンサーはガソリンのYPFとオイルのELAIONで、10月30日には盛大な発表会が開催されました。地元アルゼンチンのチームですから、集まったメディアはなんと200人! 注目度の高さを感じましたね。チームは2台体制で、ボクのナビは2輪時代からの仲間の細野孝雄。チームメイトはPWRCにも出ていたガブリエル(ポッゾ)です。

車両はどのような仕上がりですか?

──フォレスターにはすでに試乗をしてきましたが、キビキビとしていて速いクルマです。φ36mmのリストリクターがつきますが、エンジンは基本的にインプレッサのもので、空気の薄いアンデス越え時はターボと軽量コンパクトなエンジンが運動性能の向上に貢献してくれると思います。前半にある林道やグラベルセクションは相当速いと思いますから期待していて下さい。しかし未知数なのは砂です。チームとしてもスピードラリーの車両経験はありますが、レイドは未経験。駆動系は基本インプレッサのままですし、デフやハイギヤードな1速やクラッチの容量も気になるところです。(クイックサービス部隊となる)T4カミオンもいないですから、いかに壊れないように走るかも課題のひとつになると思っています。

久々の参戦についてはどう思われますか?

──アフリカに行かないダカールというのにはまだ違和感がありますが、スプリントを4年間やり時には120%の力で走らないといけない時があることを学習しました。だからそのあと最初に出るダカールが(アフリカ時代のコースではなくてツイスティな)南米というのはラッキーだと思っています。2輪から転向して初めて4輪に乗った時のことを思い出すと、今回は4輪に乗っていた期間(自身のスキルが向上していること)を実感しました。南米は98年にキャメルトロフィーでサンチャゴ - ウシュワイヤを走ったことがある程度ですが楽しみです。

ラリー本番までのご予定は?

──今後の予定は12月初旬にアルゼンチンでテストをして、12日に帰国。その後24or25日に再度アルゼンチンに渡って1月1日のスタートを迎えます。新たなチャレンジですが、応援よろしくお願いします。

ダカール仕様のスバル・フォレスターはこんな車両です。
エンジンはインプレッサとほぼ同じ。ダンパーはRSSP製です。

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